ヒメシャラの盆栽は紅葉するんですよ

紅葉する盆栽としてはあまり知られてないんですが、ヒメシャラは紅葉するんです。ヒメシャラは、椿の一種なんですよ。6月から8月に、白くて小さな花を咲かせます。この名前の由来なんですが、沙羅の木という夏椿に比べて、小さいからこの名前になったんです。こう云うあまり知られてない盆栽を持ってると、自慢出来ますよ。
私はまだ20代前半なのですが、祖父から少し譲ってもらって盆栽を始めました。盆栽を始めてからお年寄りに声をかけられる事が多くなりましたね。育て方を教わったり、若いご夫婦だからとお野菜を頂いたり。今まで自分があまり関わることの無かった年代のお友達が出来てとても楽しいです。盆栽は育てるごとに愛着がわいてきますね。
 最近、オーディオファンの間で「PCオーディオ」「ネットワークオーディオ」といった言葉が流行している。手持ちのCDをリッピングしてライブラリ化したり、パッケージメディアより高音質の音楽配信サービスを利用して好みの音楽ファイルを入手してPCやネットワークプレーヤーで再生する。実践したみたいと考えているオーディオファンも多いのではないだろうか。今回は、最新刊「高音質保証!麻倉式PCオーディオ」(アスキー新書から8月10日発売予定、780円)を書き上げたばかりの麻倉怜士氏に、最近のオーディオのトレンドやPCオーディオのTipsを語ってもらった。

【麻倉怜士の「デジタル閻魔帳」:“麻倉式PCオーディオ”のススメ】

――8月に最新刊が出るそうですが、最近多いですね

麻倉氏:そうですね。昨年末に日経BP社から「パナソニックの3D大戦略」、3月10日にはアスキー・メディアワークスから3Dの最新事情をまとめた「素晴らしき3Dの世界」が刊行されました。今回の「高音質保証!麻倉式PCオーディオ」は、初心者からオーディオファンまでを対象に、PCオーディオの世界を紹介する内容で、わたしとしては25冊めの書籍になります。電子書籍でも、かつての「「ソニーの革命児」を出そうという計画が今、進んでいます。具体的になったらお知らせしますね。

――なぜPCオーディオの本を出そうと考えたのですか?

麻倉氏:PCオーディオやネットワークオーディオと言われる音楽の楽しみ方は、オーディオの新しい流れとして人気が出てきています。わたしは月に2回ほど、ビックカメラの店内でイベントをしているのですが、テーマが“PCオーディオ”になるとすごく人が入るのです。何か、新しいトレンドが確実に来たようです。

 参加者の多くは、30代から40代のビジネスマンです。Windows 95登場のころに仕事に就き、当時多く刊行されていたPC雑誌を読んで勉強してきた彼らが、再び“お勉強モード”になっているような気がします。これまでは純粋に仕事のためにPCを使ってきましたが、自分の趣味にもPCを生かせると知り、PCオーディオを実践してみたいと考えたのではないでしょうか。イベントを通じて、そうした雰囲気を肌で感じています。

 であれば、私自身も初心者の立場で、PCオーディオを丁寧に紹介することがいま必要なのでは、という思いで執筆したのが「麻倉式PCオーディオ」です。

 Windows 95が登場したころ、音楽の主要媒体はCDでした。2000年以降、その市場は急速にしぼんで「着うた」のような手軽な音楽配信サービスが伸びてきました。主にCDシングルの需要がそれに流れてしまいましたね。

 しかし最近では、CD以上の音源、つまりCDを超えるサンプリング周波数と量子化ビット数を持つ音楽データがネットワーク配信サービスなどで手軽に入手できるようになりました。いわゆるハイレゾリューション音源ですが、これをPCにダウンロードしていけば、HDDが自分のハイレゾ音楽データベースになって好きなときに楽しめる。そうした高音質の世界が注目を集めているのだと考えています。

 書籍の前文にも書きましたが、PC由来の音楽というと、これまでの常識では「音が悪い」でした。しかし、実にPCはこれまでのオーディオを大きくしのぐ可能性を持つ究極のオーディオ機器といってもいいでしょう。でも「音楽から感動を得る」ためには、単に音を出すだけではまったく不十分というのも、この新しいオーディオの特有の性質なのです。PCは「まったくオーディオのことを考えずに作られたオーディオ機器」です。普通のオーディオ機器ならば部品、配置、配線、筐体などであちこち音質対策が施されるのですが、PCは何も対策されていません。音質的には裸の状態なのです。

 ということは前向きに考えると、オーディオ的な、そしてソフトウェア的な工夫を与えれば与えるほど、音質向上の可能性は高いということですね。今回の書籍では、高音質化のノウハウを軸にPC&ネットオーディオの楽しみを具体的に説きます。

――似たようなものにネットワークオーディオがありますね。PCオーディオとの違いは、どのように定義されているのでしょうか

麻倉氏:どちらもPCを使うところは同じですが、USB DACなどを活用してPCをプレーヤーにするのがPCオーディオ。一方、PCで再生は行わず、HDDに蓄積した音楽データやNASに転送したデータをネットワークプレーヤーで再生するのがネットワークオーディオです。形は違いますが、CDより良い音を聞きたいという思いは同じですね。もう少しいいますと、ITの権化を音楽鑑賞に利用しようというのがPCオーディオ。CDプレーヤーと同じ形で、プロパーのオーディオ機器として、従来のオーディオ文化をネットワークの世界に継承しようというのがネットワークオーディオです。これはスコットランドのLINNが拓きました。

――この連載でも過去にCDやSACDの高音質化について何度か話題にしていますが、配信サービスの状況はいかがでしょう

麻倉氏:最近はSACDも元気で、例えばユニバーサル・オーディオではアナログマスターが見つかった過去の名演奏の音源を直接DSD化したという話題もあります。それは「カール・ベーム/ベルリン・フィルのブラームスの交響曲」です。話題になったフルトヴェングラーとのSACDはPCMマスターからDSD化していましたから、聞き比べると違いは明らかでしょう。

 しかし、SACDは再生機が少ないという事情もありますから、より手軽にハイレゾ音楽を入手しようと思えばネット配信になります。従来のCDが44.1kHz/16bitだったのに対し、96kHz/24bitや192kHz/24bitといった非常に周波数帯域が広い音楽ファイルの配信が行われ、誰でもダウンロードできる状況になりました。リニアPCMだけでなくDSDも配信に加わったというのが面白いです。

 主なサービスとしては、日本ではオンキヨーの「e-onkyo music」、クリプトンの「KRIPTON HQM STORE」、米国の「HDトラックス」、英国の「リン・レコーズ」が挙げられます。わたしはすべて会員になっていますが、各社とも非常に熱心で、毎日お知らせメールがたくさん届きますよ。

麻倉氏:トップアーティストのハイレゾ音源配信も増えてきました。例えばe-onkyo musicは4月からクイーンの「Greatest Hits」を96kHz/24bitで配信していますが、ずっと売上トップを走っています。HDトラックスでは、ポール・マッカートニーの楽曲をロスレス圧縮バージョンと非圧縮バージョンでラインアップしましています。コーデックもFLACやWMAロスレスなどさまざまで、コンテンツ的に豊かになっただけではなく、各種フォーマットによる音質の違いを比較できる点も面白いですね。突っ込んでいくと、よりマニアックに楽しめるでしょう。マルチチャンネル音源もクリプトンが配信を始めました。

 さて、このようにハイレゾ音源のコンテンツがそろってきたことにくわえ、PCオーディオの良いところは、手持ちのCDをリッピングしても並のCDプレーヤーより良い状態で聴くことができる点です。考えてみれば、CDプレーヤーは、RF信号からデジタル信号を抽出し、さらにアナログに直すといった手順で同時に再生しなければならないたいへんさがあり、どうしても不完全なところが残ってしまいます。しかしリッピングではエラーが起きても読み直しが可能ですから、同じCDでもリッピングしたほうが良い音が楽しめる可能性も高いのです。

 こうして新しい切り口のオーディオがいよいよ始まるわけですが、そこからが難しいことも取材を通じて分かってきました。単にPCに取り込み、USB DACで再生するなら、まったく音は良くありません。でも。さらにPCをオーディオ専用としてしつらえ音質的に優位な専用ケーブルなども使ってみると、実に大きな差があります。ここを面倒と考えるかどうかが、良い音質で楽しめるかどうかの分かれ道です。しっかり気を配って作ったPCで聴くと、信じられないほど違います。

――後編では、具体的なセッティングやTipsについて話を聞いていきます

――今月はおまけコーナーも2回用意しました。まずは、カメラですか?

麻倉氏:最近、夢中になっているのが、ある取材で借りた「PENTAX Q」です。

 PENTAX Qは、新開発「Qマウント」やミラーレス構造などを採用し、“世界最小最軽量”のレンズ交換式デジタルカメラです。まず、サイズとプロポーションに感動しました。デジ一眼からミラーレスという流れはありますが、これまでは小型化において大きなアドバンテージは感じていませんでした。しかし今回は、ずいぶんとコンパクトにできましたね。

 しかも単に小さくなっただけではなく、デザインや質感もいい。コンパクトデジカメに近いサイズですが、本体に厚みがあり、安定したグリップ感が得られます。また、手で触ると分かるのですが、マグネシウム合金を使用したボディーは剛性感が高く、触感もとても良いです。中にちゃんと“詰まっている”充実感を得られます。

 レンズとボディのバランスもいい。レンズが大きいと全体のプロポーションがスポイルされてしまいますが、PENTAX Qは良くなじんでいます。交換レンズも、魚眼(PENTAX-03 FISH-EYE)や広角トイ(PENTAX-04 TOY LENS WIDE)などユニークな品ぞろえで、しかも価格は6000円から購入できるそうです(FISH-EYEは1万円前後)。小さいので、複数のレンズを持ち歩いても苦にはなりません。ウェアラブルなカメラというだけでなく、ウェアラブルなレンズを提供してくれた点もうれしいですね。

 画質については、まだ不安定な部分もありますが(麻倉氏は試作機を試用中)、コントラスト感や色彩感、ディテール感が豊かで、単にシーンをそのまま写すだけでなく、感情移入できる画質であると感じました。世の中にデジタルカメラは多く存在しますが、これほどの正鵠を射たプロポーションと素材感を持つカメラはありません。完成品(製品版)を見るのが今から楽しみです。

【芹澤隆徳,ITmedia】


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